何とかなる「取り返しのつかない話」


きのうと同じように雲が多くこの2,3日はすっきりしない天気が続く。アサガオといえば、昔から決まっとる、夏の風物詩である。ところが、野に咲くアサガオは秋に目立つ。今、早朝のウォーキング中いたるところに咲いているのがニホンアサガオでなく、アメリアサガオやホシアサガオなどの外来種だ。                      


特に、ブルーのアメリアサガオがよく目立つ。珍しく、ホシアサガオが目にとまった。荒れ地で他の草木に巻き付いたり、絡んだりして広がっている。花はアサガオらしく漏斗状で1.5〜2cmの大きさ。上から見ると五角形、星形だ。名前の由来はこんなところにあるようだ。


先日テレビのニュースでやっていたスペインの教会のキリストの絵の修復の一件。「取り返しのつかない話」でも何とかなることがあるものだと色々考えさせられた。話の要約はこうだ。スペインの教会に描かれたキリストの絵を地元の老婦人が修復に挑んだところ類人猿のように化けてしまった。あまりの悪評に寝込むまでの落ち込みようだった。


ところが、騒ぎが報じられるやその絵は「ムンク(「叫び}の作者で有名なノルウェーの画家)を思わせる」といった声がわき、教会には見物の人波が絶えない状況に一変した。類人猿のままにしておいて、町おこしの名所にする案まで飛び出す始末。ユーロ危機の状況下のスペインだけに、ほんわかした話題だ。こんなことがきっかけで、2020年五輪をマドリッドにさらわれては東京も面目ない。


毎日飛び込んでくるニュースの中には「取り返しのつかない話」がなんと多いことか。会期末を控えた国会の与野党仁義なき戦い。対中国、韓国、ロシアとの領土問題などなど。「取り返しのつかない話」にも何とかなるものが結構あると国民に思わせるような妙手は日本にはないか?