意見広告「選ぶべきは脱原発ではない」


雲ひとつない秋晴れ。あさってからの3連休の最終日8日は暦の上では二十四節気のひとつ寒露。露が秋の深まりを感ずる冷たさになった頃といわれる時季であるが、きょうのグラウンドゴルフでは日陰が恋しくなるほどの暑さだ。


写真の花は豊田自然観察の森の湿地帯に生えていたサワヒヨドリ。一瞬、フジバカマと思いきや、そうではないらしい。キク科フジバカマ属のサワヒヨドリらしい。



毎週水曜にメイパパさんのエネルギー問題の私見を興味深く読ませていただいている。今から思えば、原発問題に関心を持つようになった「きっかけは昨年の10月20日から22日にかけて4全国紙の関東地区に掲載された保守派の論客櫻井よし子が主宰するシンクタンクの意見広告「選ぶべきは脱原発ではない」を読んだことからだった。


昨年10月25日のクマさんの日記のカキコの一部。《ネットに意見広告が載っていた。内容のあらましはこうだ。原発事故は二つのことを教えてくれた。一つは原発事故は管理の杜撰さによる人災だったこと。もう一つは震源地により近い女川原発が生き残ったように日本の原発技術は優秀だったこと。いま日本がなすべきことは事故を招いた構造的原因を究明しより安全性を向上させた上で原発を続けること。選ぶべきは脱原発ではない。


桜井氏の外交・防衛問題に関する発言に共鳴する部分が多いが、この原発発言は随分思い切った発言をするものだとの思わざるを得ない。使用済み燃料の処理など未解決のままではないか? 50年以上前まだ原発ができてなかった当時、社会党が政権をとったら国民はローソクで生活することになるなどとまことしやかに流布されていた。あれから、50年足らずの間に50数基の原子炉が世界第2位の経済大国を築きあげてきた。それを思うと氏の主張もわからんでもない。う〜ん、難しい問題だ。》

1年前にはクマさんも脱原発に対して半信半疑だった。今では、「選ぶべきは脱原発ではない」に確信が持てるようになった。