栗拾い


穏やかな晴天で、日中は半袖で過ごすほどの陽気。6月の半ば頃に咲き始めた駐車場の奥のランタナ、ネットで調べると中南米原産で世界の侵略的外来種ワースト100に入っているそうだ。それもそのはず、ものすごい勢いで増えて車の出入りに支障が出るほどになってしまった。そうかといって、これだけきれいに咲いているのに切ってしまうのも・・・・。


朝顔に 釣瓶とられて もらひ水」千代女 ではないが「ランタナに 置き場所とられ 車越し」だ。6月から12月初めまで、ほとんど半年間水遣りもせず、病害虫の消毒もせず、ただ放っておくだけで花は七変化で目の保養をさせてくれる。こんな優等生のランタナだ。こちらが譲歩して、しばらくの間車を移動させよう。



ご近所さんの女性は、案外”水臭い”。春の山菜やタケノコ、秋の栗やあけびなどそれぞれが秘密の場所を持っているようだ。カミさんも栗の秘密の場所がある。きのうの朝、お供した。この時期になると落ちたイガから栗が飛び出している。それを拾うだけだ。イガの中に入っていても指先ですぐ取り出せる状態だ。



これぞ、「栗拾い」だ。ミカン狩り、リンゴ狩り、イチゴ狩りとはいうが、「栗狩り」というのを聞いたことがない。三好丘に越してきて毎年、みんなが行く栗林では竿でイガを叩き落とし、足と火鋏でイガから栗を引っ張り出していた。栗は拾うものだ。と改めて思った。収穫は20分ほどで大きめのレジ袋一杯だ。