いいトイレの日


予報通りお昼前から雨。きょうの雨を見越してきのうタマネギを植えた。作戦通りに降ってくれた。朝、町内の一斉清掃日。ウチのすぐ下の四つ池の周りのゴミ拾いをした。池畔の木々も紅葉し始めた。


きのう11月10日は「いいトイレの日」だった。歴史を遡って考えてみると日本のトイレほど合理的なものはないだろう。川の上に板などで張り出しを設け、そこに穴を開けて用を足していた。いわゆる”かわや”だ。欧州ではどうだ。ベルサイユ宮殿に行ったときに聞いたが中世欧州では”おまる”のようなものに用を足し庭に捨てていたというのではないか。あの宮殿に幻滅を感じたものだ。市街地でも窓からポイ捨てをしていたようで、降りかかって来るのを防ぐためにマントや山高帽ができたらしい。


トイレのルーツ”かわや”にしても現在の洗浄便座トイレにしても日本のトイレは世界に冠たるものだ。欧州でも中国でも我々庶民の利用するホテルしろレストランしろ洗浄便座トイレにお目にかかることはまずない。まさに、日本はいいトイレだ。



個人の家にしろ人々が集まる施設にしても、玄関が表の顔ならトイレは裏の顔といえよう。トイレを見れば、客商売をしている所ならもてなす側の心配りの隅々まで見えてしまう。会社なら経営者の姿勢や業績までもが見えてくる。個人宅なら料理もさることながら、女房の資質が一番問われる場所ではないだろうか。たかがトイレ、されどトイレ、侮ることなかれ、トイレは何でも知っている。