アフタヌーンティー

朝、車のフロントガラスが凍っている。寒くなった。そのはず、暦の上ではあさって7日が二十四節気の大雪。雪が激しく降り始める頃とされている。

生涯学習講座Enjoy世界紀行イギリス最終回のきょうは「アフタヌーンティー」を中心にイギリスのお茶の文化を体験。

 そもそもアフタヌーンティーには二つの意味合いがあった。
紅茶と共に軽食や菓子を摂る習慣であるが、単に飲食を楽しむだけでなく社交の場として使われ広範な分野のセンスや知識・教養が要求された。もうひとつの意味合いでは、夜の社交などで夕食時間が遅くなるため事前の腹ごしらえでもあった。


 アフタヌーンティーの他の喫茶習慣
●アーリーモーニングティー   朝食前の寝覚めのお茶。
●イレブンシス(モーニングティー) 午前11時ごろのお茶。
●アフターディナーティ - 文字通り、ディナーの後のお茶。

きょうの我々の体験は、さしずめイレブンシスの時間にアフタヌーンティーを前倒ししたものだった。


 飲んだ紅茶は5種類
Royal Blend Tea(ロイヤルブレンドティー) Decaffeinated Tea(ノン・カフェイン紅茶)
Green Tea(グリーンティー) Keemun Tea(キーマンティー) Red Bush Tea(レッドブッシュティー


 軽食類

 
ショートブレッドスコットランドの伝統的な菓子。 小麦粉・バター・砂糖・塩のみで作られる。
スコーン:小麦粉にベーキングパウダーを加え、牛乳でまとめてから軽く捏ね、成形して焼き上げる。



ベイクドビーンズ:ソースの中での煮豆。缶詰や瓶詰になっている。
マーマイト:ビールの酵母の残り”かす”で作った食品。トーストやクラッカーに塗って食べる。他に類を見ない味と香りのため外国人には理解できない味とされることが多く、日本や米国などでは悪評が高く普及していない。胃腸薬わかもとの臭いがした。



一流ホテルのアフタヌーンティーで豪華・贅沢なひとときを過ごすことがステイタスとされているほどもてはやされているアフタヌーンティー。きょうの前倒しアフタヌーンティーは一流ホテルのそれとは一味違った本場の味と雰囲気の寛ぎのひとときだった。