ボランティアと自己満足


寒さが続き強まる風が身にしみる。この師走の寒さの中23日から27日までの5日間毎年恒例の「夜回り」が8年ほど前から続いている。地域と自分がボランティアで所属している自主防犯クラブの共催だ。930戸ある地域内を二手に分かれて拍子木を叩きながら「戸締り用心 火の用心」とを連呼して歩く。1日の参加者は20〜30人。参加者は小学生からシルバーまで老若男女だ。子ども達を見ると、この子たちの頃星空を仰ぎながらやった自分が思い出され懐かしい。


自主防犯クラブの役員の立場からすると、少々手前味噌になるが、行政区の1年任期の役員だけではそんなに簡単にコトが運ばない。そこで、1年の任期を”やらされている”という意識の連中をその気にさせ、次の任期のひとたちに引き継いで行かせるのがベテラン奉仕団の役目だ。ベテラン奉仕団と行政区が共催でするのは大変意義があると思う。行政区の収穫祭の餅つき然りだ。昔とった”きねづか”の老人クラブが全面的にバックアップしている。



この自主防犯クラブ、「無理せず、できることから、できる人から」をモットーに現在50数名が活動している。会員のライフスタイルに合わせた地域パトロールと3台の青色パトカーによる地域パトロールを主活動としている。その他、地域住民への啓発活動として毎月地域全戸に「自主防犯だより」を配布している。


今年1月から11月までの豊田署管内の犯罪発生件数が2,618件人口千人当たり6.21件。みよし市は470件千人当たり7.45件。わが三好丘緑区は928戸、2857人。9件の発生件数、千人当たり3.15件。住宅地と繁華街など色々条件が違うからと言ってしまえばそれまで。ボランティアなどというものは、何でもいいが自己満足できるものがなければやっていても空しいだけだ。