人生いろいろ 椿もいろいろ


今年に入って2週間になるというのに初めての雨。東京では雪のようだ。畑にとっては好都合だけど成人式で振袖姿にとってはあいにくの雨だ。先週末の土日は日記がお休みという気の緩みのせいかカゼで寝込んでしまった。毎日の日記のカキコはカゼに付け入るスキをも与えないほどの緊張感をもたらすものだと実感。


ラジオ深夜便「きょうの誕生日の花」9日が寒椿に対しきょう14日は椿と言っていた。一般に「椿」といったら「薮椿」を指すようだ。山茶花の花が終わったら藪椿というくらい。それからすると、ちょっと早いような気がする。写真は去年、家庭菜園の西側の雑木林から切ってきて窓際に飾ったもの。

    
比較的地味な花である椿も”TSUBAKI”あるいは”花椿”と書くと華やかな流行の最先端を行くイメージにガラリと変わってしまう。資生堂のイメージだ。資生堂のコマーシャルは華やかでファツショナブル。実にうまいと思う。「アンコ椿は恋の花」なんて野暮ったいイメージだが、TSUBAKIにかかると、ファッションカラーどころかトータルなファッションをリードしてしまうほどのインパクトがある。人生いろいろ、椿もいろいろだ。


その人生いろいろの大きな関門である就職。いま、採用する側でこんな動きがあるそうだ。「付属高校からエスカレーター式に大学に入った学生はお断り。」理由は、大学受験をくぐり抜けておらず学力や精神力が鍛えられていないから。


こんな基準で人材を求めているような会社には明日はないと云っても過言でないだろう。自分の経験からしても、付属の高校から来た連中は、高校から第2外国語をしているから第2外国語は太刀打ちできなかった。総じて、遊びと勉強のメリハリがきちんとしていて視野が広いという印象がある。


今の就活の姿では、まじめだが、不器用な者は網からこぼれがちだ。終身雇用を前提とするなら、学歴と印象に頼らず、時間と場所を共にするお試し期間を経て採用するくらいのことがあっても然るべきでないか。