トヨタの戦略


きのう20日二十四節気の「大寒」。寒さがさらに厳しくなり、1年中で最も寒い時季といわれる。予報では関東地方では今夜からまた雪が降ると伝えていた。丘陵の稜線上にある知人の家で遅まきながら今年も咲いたよとの知らせ。年末に訪れた時には数輪しか咲いていなかったが、およそ1ヶ月遅れでやっと咲いたのだ。


この厳冬のさなかに庭の片隅でひっそりと黄色い花を咲かせるのが奥ゆかしい。また、可憐な黄色い花がうつ向きかげんに咲くのが奥ゆかしい。 そして、冬の殺風景な庭で梅よりも早く花を咲かせ、パッと一面を明るくさせるような一面もあってモテモテのロウバイだ。



「ろうばい」といえば、初詣のおみくじで”凶”を引き当てたときと同じくらい”ろうばい”したのがトヨタのピンククラウンの発表だ。どう見ても斬新のイメージとは程遠い。三河の成り上がりの田舎者の悪趣味としか思えない。トヨタのおひざ元にとっては恥さらしだ。


第1に最高級セダンにピンクなんてあり得ない。小型車ならわかる。女性向だからピンクという発想があまりにも短絡的だ。「いつかはクラウン」などというキャッフレーズが一世を風靡したが、あこがれの高級車のイメージが丸つぶれだ。



ここまでカキコしてふと考えた。車の素人がブログにまで取り上げるほどピンククラウンの発表は織り込み済みでないか?トヨタの戦略に引っかかったのではないかという疑問だ。発売が1年後ということは、たとえ売れ行きが悪くても騒がれることが少ない。予想以上に売れれば、大々的に広報すれば再び話題になるということだ。


3人の娘達はみなトヨタ関連でメシを食わしてもらっている。ここは、まんまとトヨタの販売戦略に引っかかったことにしておこう。だからといって、ピンククラウンに乗ろうという気はさらさらない。