ここは地の果てアルジェリア


昨夜からの雨もお昼頃には上がり、夕方には青空。寒の内の雨にしては暖かな雨で、きょうの最高気温は10度位だったらしい。比較的暖かな雨だったせいでもないが、庭の梅の木に「梅仁丹」を思わせるような蕾が目についてきた。寒の内といっても、春の気配がたちこめてきた。


元歌は誰だったか記憶がないが、ちあきなおみバージョンや藤圭子バージョンでよく聞いた♪ここは地の果てアルジェリア どうせカスバの夜に咲く・・・・。往年のヒット曲「カスバの女」のおかげだろう。遠く離れているわりには、アルジェリアには親近感がある。今回のアルジェリア人質事件のニュースに接して、この歌の意味や事件の背景の一端を素人なりに上面だけでも読み解くことができたような気がする。                                                        


2番だか3番に♪花はマロニエ シャンゼリゼとか♪泣いて手をふる うしろ影 外人部隊の 白い服 いう一節がある。アルジェリアのかつての宗主国フランスは彼の地に外人部隊を送り込み、酒場にはフランスから女性が出稼ぎに出てこんな歌ができたのだろう。アルジェリア政府軍の突撃に仏政府が好意的な態度をとったのも、この歌詞から何となくわかる気がする。


海外の過酷な環境の中で働く人たちが、日本では想像もできないような苦労があるだろう。そんな中での今回の事件。英米両国は人質救出のために、アルジェリア政府の同意さえあれば、特殊部隊を投入する構えだったらしい。それにひきかえ日本では、「海外での武力行使」を禁じる憲法解釈への配慮から自衛隊派遣の検討さえ行えない。どうしたらいい? 安倍さん考えてください。