燃油サーチャージ

       
おおむね晴れ。日中は穏やかな陽気。グラウンドゴルフも途中でジャンパーを脱いでプレイしたほどだ。北部中学の南の谷を挟んだ丘陵地の尾根筋に以前牧草を育てていたと云われる広い野原がある。今は、ドッグランの場所として使われているようだ。ここのところの暖かさで枯れ一色だったこの野原に草が芽生えだし、それが伸びるにしたがって地が青く染まってきた。まだ、ところどころに残る枯れ草はあるものの、遠目にはゴルフ場のフェアウエーそのもの。久しぶりに踏みしめるフェアウエーの感触だ。


旅の情報誌が旅行会社3社から毎月送られてくる。海外旅行に興味を惹かれる。いつも思うことだが、燃油サーチャージ、これほど不可解なものはない。原油価格の高騰が航空会社の経営に影響を与えること、高騰分を直接運賃に上乗せしたら需要が低迷するから2〜3ヶ月毎に原油価格を見直しして運賃とは別に一定額を徴収する方法をとる。ここまではやむを得ないことだろう。


不可解なことは航空会社によって大きな差があることだ。たとえば、セントレアからヨーロッパ往復。現在、ドイツのルフトハンザやフィンランド航空では52千円、香港のキャセイ航空だと34千円だ。何だか、どんぶり勘定で上乗せされているような気がしてならない。運賃は自由化、各社の経営内容が異なるからと云えばそれまでだが。


また、旅行会社各社が募集するツアーの価格設定も不可解だ。ほとんど同じようなコースでも燃油サーチャージ込の価格設定ものと含まないのものと両方ある。似たコースでA社の込みの価格とB社の含まずの価格と大差ないというケースもある。ホテルのグレードとかオプションツアーの有無などで結局は安かろう悪かろうかもしれないが、価格設定が不可解だ。


昨年トルコ旅行でご一緒したメイパパさんが、先日のブログでこんなカキコをされていた。「10・10・5」はトルコを10日間の日程で、全食事付き10万円と言う格安な旅行代金で回るツアーであるにもかかわらず、宿泊するホテルはすべて5つ星ホテルと言う信じられない値打ちなツアーの略である。「ない、ない、ある」はこの旅行に参加したメンバーは、数あるトルコツアーの中からこのツアーを選んだのだから、全員が「貧乏ではないが、金持ちでもない、しかしケチである」に違いないからである。


「ない ない ある」派であるから、3社の情報誌、新聞の広告のあっちを見てこっちを見て比較をしているだけで旅に出た気分だ。落語の「ケチと鰻や」を思い出した。鰻のにおいで飯を食べるのではなく、うな重を食べた〜い。