和式トイレの意外な効能


きのうの夏日から一転、北西の風が強い一日。日差しが強い分春先のような体感温度もなく、幾分なりとも過ごしやすい。北西の風が全く遮られる深い側溝の壁面では立夏が過ぎたと思ったらもう、夏の花ヒルガオの花が開いている。季節はちゃんと着実に夏に向かっている。そういえば、トナリのバラ園も華やかになってきた。ウチはといえば、手入れが行き届いていないのでどうにか咲き始めた程度だ。バラはウソをつかない。高い値段のものを大事に育てればそれなりに美しい。



トイレの個室は、独りになれる空間であり、物事に集中できるような気になる場所だ。新聞や雑誌を読んだりすることはしないが、1日の予定やブログのカキコのことを考えるのはたいがいトイレの中だ。自分のようなトイレの活用の仕方をしている人はけっこう多いと思う。トイレの有効利用にも意外な落とし穴があることが、数日前の日経電子版に載っていた。



「和式トイレの意外な効能」という記事だ。トイレで本や新聞を読んでいると痔になりやすくなる。その理由は 1.読み物をしていると気が散って、トイレで座っている時間が長くなる。 2.トイレで長く座っていると肛門管の静脈が膨らむ。 3.この膨らんだ静脈が大きな痔になる。痔核を保有している「潜在痔主(じぬし)」は日本でも米国でも7割程度いるといわれている。




そもそも排便に際し我々の体は野外でしゃがむようにつくられている。トイレで腰かけるようにはできていない。どうすればいいか?いま米国では洋式トイレを「しゃがみ式」にする補助具の売れ行きがよいそうだ。真ん中に穴が空いた座椅子のような補助具を、洋式トイレの便器を覆うように設置すると「しゃがみ式トイレ」の出来上がり。ひょっとしたら将来、痔になる危険性を下げてくれるということで和式トイレが見直される時期がくるかもしれない。