絶滅危惧言葉


強い日差しが降り注ぎ、暑い日が続く。きょうも30度超。おととい水槽の中の睡蓮を見てふながや池で自生する睡蓮の生育ぶりが気になりだした。自宅から歩いて5分足らずだ。周囲は目に痛いほど光り輝く緑に覆われている。一周500〜600mの池、すり鉢状の池で水辺まで人を近づけさせない。住宅地の中で一見深山幽谷を彷彿させる雰囲気だ。


「睡蓮」はその語源の通り、昼に咲き、蓮に似た形をしている(つまり、「睡眠をとる蓮」、「眠る蓮」)なので、昼頃に行った。時季が早かったのか、時間が早かったのか例年より花の数が少ない感じだ。もう少しウォッチを続けるとしよう。去年行った掛川の野鳥園のプールの中では年中色とりどりの睡蓮が咲いている。それは、それでの楽しみ方があるだろうが、時季が来たら咲き、まだかまだかと気を持たせる方が味わい深いものがある。



午前中のグラウンドゴルフプレイ中での会話の中で、「すべってころんで大分県」などという言葉を久しぶりに聞いた。 老人クラブの連中ならではの会話だ。


夕方、長女がやってきてカミさんと話していた。「おかあさん、よその人にはメリケン粉なんていわんどいてネ。恥ずかしいから。」カミさんは小麦粉のことをメリケン粉というそうだ。「すべってころんで大分県」にしろ「メリケン粉」にしろこれらの言葉はもう死語になっていると思っていたが、身近なところでまだ生きていた。



絶滅危惧言葉。いま、思いつくだけでも「魔法びん」「てんかふん」「のみとり粉」「おかもち」「謄写版」「大八車」「DDT」など など・・・・。   昭和は遠くになりにけり。