竹中平蔵氏アベノミクスを語る


よく降る雨だ。こんな雨には紫陽花がよく似合う。この紫陽花の前をカラフルな傘をさした女性でも通りがかってくれたら白い花ももっと派手るのに、あいにくウチの前は車しか通らない。気がつけばきょうはもう夏至。一年で一番昼の長い日だ。こんな天気では、それもあまり実感できない。



ゴミ出しのついでに傘をさしながら短い距離のウォーキング。雨に洗われた青葉したたる道沿いの雑木林の深い緑が美しい。特に、森のワインショップへのアプローチあたりが美しい。冬の間休んでいたショップも明日からオープンのようだ。



昨夜、名古屋で竹中平蔵氏の講演会。立て板に水を流す如くの例の調子で90分間アベノミクスについて語った。冒頭、千人近い聴衆に挙手によるアンケートをした。アベノミクス大いに期待する 2割。期待はするが不安もある 8割。氏は云う。皆さんの見立てはもっともなこと。アベノミクスの舞台装置は整ったからこれから如何に実行するかにかかっている。と。


毎年スイスのダボスで開かれる世界経済フォーラム、通称ダボス会議。世界のビジネスリーダー、政治家、学者が集まる。氏はこの会議で議長をした。世界のリーダーたちは尖閣問題を単に領土問題というよりは、世界2位、3位のGDPの国同士の関係にひびが入れば世界経済にとって大きな問題だという見方をしている。


人口が減少して行く中で国力を維持するには移民を受け入れることが必要。そのための法整備等を産業競争力会議の中で訴えたが、取り上げてもらえなかった。20年、30年先のことを考えたら今から地ならしをすべきだ。(きのうの日記でオランダの国民性、寛容さで移民を受け入れ、人口の20%に達していることを書いたが、氏はそのことも話していた。)