ブログのつぶやき


梅雨の最中と云ってもまずまずの日が続いた週末。クマさんの日記も休みだから、ネタの心配から解放されて麻雀に野良仕事に精を出すことができた。週明けのきょうはもう梅雨明けかと思わせるような晴れ間の広がり方だ。


1ヶ月以上も前からウチでもウォーキング沿道の庭先でもアルストロメリアが咲いている。花持ちの長い花だ。花びらの斑点に特徴がある。クマさんの評価は場末の安酒場の鼻の脇にほくろのある女将と云った感じだ。どこの家の庭でも主役は張れず片隅に追いやられている。客にアピールする個性に乏しいからだ。だから、アルスロメリアの花持ちが長いように、いつも場末で長い時間営業している。この女将、アルストロメリアが花びらに斑点があるように、花でなく鼻の脇に大きなほくろがある。



「無賃乗車は校則違反」とバスの中にデカデカと貼紙がしてある。ウチの近くにある大学のスクールバスだ。三好丘の駅と大学を結ぶスクールバスが三好丘の地区内の4停留所では路線バスとバス停を共用して、学生以外の住民も1回100円で乗せてくれる。きょう名古屋で昼食をとりながらの会合があり、その帰りに初めてスクールバスに乗って何だか情けなくなった。ちなみに、このスクールバス、学生も1回100円、1ヶ月の定期3,500円だそうだ。


わが地域には昼間は市内各所と結ぶコミュニティーバスが、早朝と夜間は三好丘地域内だけのループバスが運行されていて、どちらも1回100円で乗れる。名古屋での飲み会の帰りには、いつもループバスのお世話になっている。乗客は多くて10人前後、少ない時は3人か4人。その乗客で降りるときに運転手に「ありがとう」と半分以上の人が云って降りてゆく。


大学から20人以上の学生を三好丘駅まで乗せて来て、その折り返しのきょうのスクールバス。全員が降車するのを待ちながら観察していたが、ついぞ「ありがとう」などと運転手に声をかけるものは皆無。                                     


2年前、震災の被災地に若者たちが駆けつけた。「ありがとうの言葉が嬉しかった。云われたことがなかったから」そんな感想を新聞で読んだことがある。耳にして嬉しい言葉は、きっと自分も使うようになる。社会から欠けたものに若者はもっと敏感であってよさそうなもんだがなぁ。ツィッターができない年寄りのブログのつぶやきだ。