ホンマモン大阪人


午後からは安定した夏空が戻ったが、午前中はグラウンドゴルフを一時中断するほどのにわか雨もあった。その中断での雑談の中で、きのうのソバの花の話をしたら、オシロイバナの熟した黒いタネをつぶすと白い粉が出てくるが、これがソバの実の粉にそっくりだ、なんていう話をする人がいた。そういえば、けさのウォーキングの際路傍のオシロイバナの写真を撮って来たのではないか。毎日、カメラを持って歩いているとこういう偶然に出会える。これが、嬉しいのだ。


この花、路傍にも咲いていることがあるが観賞用のものが農家の庭先で咲いていることの方が多い。花の色は、白や黄もある。夜に咲く花で、夕方頃に活動する昆虫に対しては、花の多彩な色で引きつけ、夜に活動する昆虫には、その香りで引きつける。したたかな花だ。



競争(せっかち、気忙しい)、損得(善悪でなく損得で判断、秩序より自由を求める)、本音(建前が嫌い)これは大阪を端的に表現する三つのキィワード。大阪に5年赴任して自分なりに感じとった大阪(人)像だ。


高校の同級生で多治見で弁護士をしているM君がコミュニティー紙に、後輩の橋下弁護士従軍慰安婦発言に関する評論を寄稿していた。要約すればこう。
「識者は口を開けば”女性の人権”というが、戦争においてはおよそ”人権”などというものはなかった。赤紙一枚で死んでいった男の人権はどうなのか?人を殺す戦場にかり出される男の恐怖、おののきをいさめるのに(有償の)慰安婦が必要だったということは、それ自体正しい。」


「しかし、これから天下国家を取ろうとする政治家橋下が何も今の時代に、そのタブーにふれることはない。この男に政権を取らせれば日本の官僚機構をぶち破ったかもしれぬが、もはやあとのまつりである。」


こうしてみると、せっかちにも、自由奔放に本音を漏らしてしまった橋下さん、ホンマモンの大阪人だ。