仏作って魂入れず


ただでさえ暑い所にもってきて家族が二人半も増えて、余計に暑い。長女が家の建て替え。6月末から今月末まで夫婦それぞれの実家で居候別居。三女が先週の木曜から豊明の病院へ入院。きのう退院して今週末まで愛犬とともに我が家で静養。小四の孫と婿は婿の実家へ。


何が大変といったら、犬の世話だ。朝晩の散歩、それに伴うフンの始末。農道を行くと除草剤が散布してあり、そんな場所にあまり近づけないようにしなければならない。おかげで、花鳥風月を愛でて写真を撮りながら・・・そんな風流なことなどやっていられない。おまけに、庭はぐちゃぐちゃにされるはで、わゃだわ。



どの新聞だったか忘れたが、こんな記事が小さく載っていた。観光やビジネスに訪れた外国人にわかりやすくするために道路標識の表記を変える工事を昨日から始めたそうだ。例えば「国会前」は漢字に「Kokkai」の文字を併記していたが「The National Diet」に変更したそうだ。


観光庁という観光に特化した役所がありながら、今頃になって何をやっているのかと云いたい。ビザの発行条件の緩和などでアジアの観光客の誘致に力を入れることは肝心なことだが、国内態勢整備の1丁目1番地的なことを疎かにしていては「仏作って魂入れず」になりかねない。


民間の活力はすごい。ドン・キホーテ、名前は知っているが一度も入ったこともない。日本を訪れるアジアの観光客が多く立ち寄る「お土産屋」として 知られているそうだ。店舗によっては売り上げの40%が外国人のところもあるそうだ。


観光客の誘致は政策コストが低い割に経済成長につながりやすいと思う。「民」は頑張っている。「官」しっかり頼みまっせ。