大病院紹介状なし初診料1万円


ちょっぴり秋の気配が感じられたかと思わせてくれたきのう、おとといの朝晩の涼しさ。一転、台風15号の影響かきょうは朝から全天雲に覆われ蒸し暑い夏に逆戻りだ。


丘陵地のブルーベリー園跡地の小屋一面につるを這わせているトケイソウ。6月の初めから花が咲き始めて、いままだ咲いている花ともう赤い実となっているものが混在している状態だ。季節の移ろいが一目で実感できる光景だ。



缶コーヒーやペットボトルのお茶などを買うのに、わざわざ都心のデパートまで行くような人はまずいないと思う。たいがいは近くのコンビニや自販機で買うだろう。ところが、医療の世界ではそうした「すみわけ」が出来てなくて色々と弊害が出ているので厚労省では、その打開策としての健康保険法の改正に着手したそうだ。


軽い病気でも大病院に行く患者が多いため大病院の救急医療など本来の役割を十分に果たせてないのが現状。まず患者が地元のかかりつけ医を訪ね、そこで大病院が必要か判断するよう誘導し、医療を効率的にする。過剰診療を避け、医療費の節減につなげる狙いもあるという。そこで、紹介状を持たずに大病院に来る人に、1万円の定額負担を求めることを2016年度をメドに始めると云う。なお、現在地元医の紹介状をもらって大病院を訪ねると、通常の初診料(3割負担者は810円、1割負担者270円)で診察を受けられる。


高度な医療を担う大病院が、救急医療やかかりつけ医から紹介される重篤な患者の診療に専念すれば、質の高い医療をより少ない費用で実現できると思う。なんでも反対のどこかの政党と違って、いくら年金生活者でもこれくらいのことには理解を示すべきではないだろうか。