男の甲斐性


五輪フィーバーによる爽やかな秋晴れはきのう一日だけだった。きょうはお日様マークの予報にも拘わらず日中はどんよりとした曇り空。夕方からようやく青空がもどった。五輪フィーバーも線香花火で終わらなければいいが・・。きょう9月10日の誕生日の花は秋の七草の「葛」とラジオ深夜便で伝えていた。


先月末に咲き始めの初物をアップしたが、あれから10日も経つと葉っぱをかき分けなくても花が見られるほどに咲いている。古来より数々の伝説を生み、秋の象徴と云われた葛も今では繁茂力が強すぎて若木の生育を妨げるとして厄介者扱いをされている。


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東京五輪開催決定のニュースとともに明るいニュースが先週あった。結婚していない男女の間に生まれた子、いわゆる婚外子の遺産相続分は嫡出子の半分とする。最高裁民法のこの規定を憲法違反だと初めて判断した。当然だろう。「法の下の平等」の原則に反するのは明らかだ。


生まれてくるすべての赤ちゃんを等しく祝福することができるよう、国会での法改正が待たれる。ただ、クマさん流の斜めに構えた味方はこうだ。「そもそも、家庭の外で子供をつくるほどの覚悟があるなら、自分の死後、せめて遺産相続で子供たちがもめないように手当をしておくのが男の甲斐性というものだろう」