スポーツ選手の気になる発言


東名高速東郷パーキングエリア(上り線)の北側一帯のなだらかな丘陵地に広がる愛知牧場。いまキバナコスモスが美しい。菊科コスモス属の花とくれば、てっきり秋の花だと思っていた。7〜11月に咲き、暑さに強い花だと聞いてがっかり。秋にふさわしい花と思ってアップしたのに・・・。



きのうの東レパンパシフィックオープンテニスでのクルム伊達。勝負が懸かった大事な場面で観客席から聞こえた「あー」という落胆の声。彼女は「ため息ばかり!」と両手を広げ怒りの混じった大声をコートに響かせた。観衆のため息には「選手のエネルギーが吸い取られる。(日本は)テニスを見るレベルが上がってない」と注文をつけたという。


応援している選手が不利な展開になればため息も出るさ。これが日本人の心情だ。外国では違うかもしれない。試合をしている会場は日本だ。「お前、プロじゃないか。負けを観衆のせいにするな」と云いたい。最近のスポーツ選手の言動をみていると、どうも腑に落ちない部分がある。


そのひとつは「楽しんでくる」というセリフ。 われわれは、スポーツ選手が楽しんでやっているような、いい加減なワザなど見たくもない。 死に物狂いで鍛えたそのワザ、その姿を見て感動するのである。 それを、楽しむなんてカネを払って見に来るお客に対して失礼である。


もうひとつは「背中を後押しされて」というセリフ。これはスポーツ選手だけではなく、さまざまな場面で見聞きする。
一流のスポーツ選手だったら、監督・コーチあるいはファンに「背中を後押しされて・・・」なんていうセリフをいう前に
自分で半歩でも一歩でも前へ進め。 と言いたい。


有名選手がチヤホヤされての甘えからの発言か、それとも”道”を極める運動に慣れ親しんできた年寄りと科学的なスポーツにに打ちこんでいる若い世代のギャップからの発言か、どちらかわからないけれどこんな”へそまがり”発言もしたくなる。