パソコンをさくさく動かす

秋晴れだが風が強い。それも、この先の木枯しを予感させるような北よりの風に電線がうなっている。きょう9月26日はあの伊勢湾台風から54年を迎える日だ。「伊勢湾台風は自分にとって青春時代の思い出の1頁だったが、今では歴史上の出来事になった感がある。そして、9月26日が洞爺丸台風狩野川台風伊勢湾台風と大災害をもたらした大型台風の特異日だったことも忘れられようとしている。「天災は忘れた頃にやってくる」肝に銘ずべし。だ。



きょう26日が彼岸明けなので、きのう慌てて御嵩へ墓参りに行き、帰り道に久しぶりに多治見の修道院へ訪れた。昭和5年に建てられた白い壁と赤い屋根の美しいバロック建築だ。子供の頃写生大会でよく出かけた。ぶどう園にはシェパード犬が用心棒をやっていた。現在はカトリックの神学生の修練の場として使われているそうだ。


礼拝堂の一部は見学できる。 神聖な雰囲気が広がる中、ステンドグラスから差し込む美しい光やキリストの生涯を描いた壁画などを見ることができる。ぶどう園が広がっており、ここでできるワインは「修道院ワイン」として好評を得ている。11月2日には修道院ワインフェスタが開かれ、世界の修道院のワインが楽しめるそうだ。



近年よく使われるようになった5つの擬態語を文化庁の「国語に関する世論調査」が取り上げた。新聞やテレビで取り上げていた。「きんきんに冷えたビール」「パソコンがさくさく動く」「ざっくりとした説明」「気持ちがほっこりする」「うるうるとした瞳」。「さくさく」をこうした文脈で使うのを聞いたことがある人は38%だが残りは70%を超えている。


自分は世の中の動きから相当遅れていることを実感。「さくさく」以外は聞いたり読んだりしたことはあるが、これだけ毎日ブログのカキコをしていても一度も使ったことがない。「さくさく」にいたっては初めて聞いた。パソコンをほとんど右手のひとさし指1本で操作している輩には「パソコンをさくさく動かす」なんていうことには縁遠い話だ。