責任の取り方


台風23号が大陸に去ったと思ったら続いて24号が本土をうかがっている。そのせいか昨日は真夏日だった。きょうもまた暑い。こんな天候続きだから、人間だけではなく植物も自律神経失調症を起こしがちのようだ。ウチの真下にある四つ池の周囲にある何十本もの桜のうち1本だけが狂い咲きしている。


ネットで狂い咲きの原因を調べて合点。狂い咲きは夏の終わりか秋の初めごろ、強い台風が来て葉が落ちて丸坊主になってしまったときに起こる。桜は、落葉した状態で休眠して、冬の寒さに耐えるようになっている。この休眠を誘発する物質は、葉の中で作られ、そして体内へ移動する。ところが、秋早く葉が落ちてしまうと、休眠に十分に入らないままに、秋の温暖な季候をを迎えることになる。そこで、春と勘違いして花を咲かせるわけ。だそうだ。



きょうの朝刊の広告欄。週刊誌の広告の見出し。「認知症の親が徘徊。線路に入って列車事故、家族に720万円の損害賠償命令。裁判所よ、認知症の老人はベッドに縛り付けておけというのか」


そういえば、地元での出来事で先月名古屋地裁で出された判決が大々的に取り上げられた。記憶では原告はJR東海。徘徊老人が線路内に立ち入り、電車にひかれて亡くなった。列車遅延に対する損害賠償720万円を請求。判決では、介護をしていた妻と長男に監督責任を認めて全額の支払いを命じたのだ。


そうかと思えば、100人を超す乗客が死亡したJR福知山線脱線事故で強制起訴されたJR西日本の歴代3社長は先日無罪を言い渡された。「監督責任」「責任の取り方」どう考えたらいいだろう?クマさんにはわからない。