リトルワールド

台風の吹き戻しもおさまり、今シーズン一番の冷え込みの朝を迎えた。ついこの間までは日陰を追いかけながらだったものが、日陰を避け陽のあたる場所を探しながらの朝のウォーキングに変わったきょうこの頃だ。


目の前にひろがるイスタンブール旧市街の大パノラマ。縦3m横20mはあるだろう。ブルーモスクが、アヤソフィアが・・・新旧の市街地を結ぶガラタ橋。バスを橋の上で停めて橋の下のレストランで食べたサバサンド。その橋の下への昇降口が見えている。およそ1年半前に訪れたイスタンブールの記憶が蘇った。



生涯学習講座「リトルワールドに行こう」で犬山にある同所に出かけた。リトルワールドは1983年にオープンした野外民族博物館。22ヶ国・地域33家屋が復元展示されている。これだけの数の世界の家屋がまるごと復元展示されているのは国内唯一。広さは名古屋ドームの45倍。


お目当ては3月に出来たイスタンブールの街と本館で開かれているエキゾチックトルコ文化展。昨年トルコ旅行した仲間の会、オスカー会が来週鈴鹿で開かれるので、その際の話のネタにもなると思い参加した。


                                 これがイスタンブールの街の復元。どうもピンと来ない。自分のイメージするイスタンブールの街に程遠い。「・・・の街の復元」などと大仰なタイトルにしなくて「トルコの民家の復元」とでもすればいいのでは・・・。写真左側の建物が移築された民家。中に入るとかなり裕福な家のようだ。民族衣裳の貸し出しもある。写真正面はトルコ料理の店とお土産屋。



トルコの民家の中にいたお嬢さん。ガイドさんとは早とちりだった。どうも、あさってから公演が始まるトルコ舞踊のダンサーのようだった。何はともあれ、民家もホンマもんの移築に間違いないし、お嬢さん方もトルコ旅行でよく見かけたお嬢さん方とよく似た顔立ちでホンマもんにまちがいない。


結局、話のネタになるような発見は何もなかった。考えてみれば、片や物見遊山、片や、野外民族博物館での”お勉強”。接点となるところはあるはずもない。唯一の収穫はパノラマ大写真でトルコ旅行の記憶が蘇り、海外旅行の虫がうごめき出したことだ。