ツワブキとホトトギス


忍び寄る台風に秋雨前線が刺激されてお昼頃からとうとう降り出した。藤岡の緑化センターでの季節の花めぐりが終わるのを待ちかねていたかのように降り出した。


季節の花めぐり、きょうのメーンテーマは「ツワブキホトトギス」。この季節の緑化センター、紅葉にはまだ早く、木々の実が色づき始めたところだ。きょう23日は暦の上では二十四節気の「霜降」。 秋が一段と深まり、朝霜が見られる頃。朝晩の冷え込みが厳しくなり初霜のたよりも聞かれる頃だ。



やがて、駐車場の周囲に林立するメタセコイアプラタナスも見事に衣替えをした姿を現すことだろう。こんな時季ゆえに、比較的地味な花でも彩鮮やかさが目立つのが、苗の広場の周囲の木々の下で群生するツワブキホトトギスだ。        


指導員の方の説明。ツワブキはキク科のフキの仲間。葉にツヤがあるのが特徴。ツヤの理由は、葉の表面が薄いワックス層で覆われているためで、海辺で自生するツワブキが潮風から身を守るための仕組み。名前の由来はツヤブキがツワブキに転じたもの。



ホトトギスユリ科のポピュラーな山野草。10月18日の誕生日の花。同日のクマさんの日記にアップしたホトトギスは2年前のもの。この写真はきょうのもの。東アジアを中心に約20種が分布し、そのうちの10種が日本に自生する。名前の由来は18日のクマさんの日記にカキコしたとおり、花びらがホトトギス(鳥)の胸にある模様とよく似ているところから。