偽装表示


随分と気を揉ませてくれた台風27号も、どうやら上陸は遠慮してあすの未明にはるか沖合を通過して行くようだ。昼間の間に、植木鉢の避難などやるだけのことはやった。きっと、空振りだろう。災害対策はこれがベストなんだ。


この秋には、桜やヤマツツジなどの返り咲きにお目にかかることが多い。先日の緑化センターではエゴノキの返り咲きにお目にかかった。本来なら初夏5月頃に横枝から出た小枝の先端に房状に白い花を下向きに多数つけているが、返り咲きだからレギュラーシーズンと同じような状態というわけにはいかないようだ。


実の皮は有毒で魚をマヒさせるような毒があり 食べたときにのどを刺激して”エグイ(ひどい)”味がすることからのネーミングとか。



”歴史は繰り返す”というが、あの船場吉兆や伊勢の赤福の食品偽装事件からまだ10年も経っていないのに阪急阪神ホテルズでまた同じ過ちを繰り返している。                                          

大阪赴任時代業界の会議やパーティーで梅田の阪急インターナショナルホテルや新阪急ホテルなどよく利用した。スタッフのサービスがよく行き届いて感じのよいホテルという印象があったあのホテルがどうして・・・?


テレビで社長の記者会見を見ていると、誤表示で悪気はなかったと言いたげの様子だった。客にしてみれば誤表示だろうが偽装だろうがダマされたことには変わりない。客の立場になって”おもてなし”をするのがホテルの真髄でないか?そんなことが体に染みついてないサラリーマン社長が一生懸命自らの保身をはかっている姿が哀れに思える。


こうした事件の根っこにあるものは”デフレ”ではないだろうか。”良いものを安く”が求められる。業種によっては技術革新でコストを抑えることができる。それが出来にくい業種では手っ取り早く人件費でコストカットをする。JR北海道がいい例だ。結局はサービスの低下につながっている。飲食業は偽装でコストカットをはかった。そんなことではないだろうか?