右脳 左脳


朝の天気予報では年末の大掃除に最適な日になると伝えていたが、毎日繰り返す生活ペースを崩すことに抵抗を感じる。トシのせいだろうか。正月には子どもたちをウチに寄せるのではなく、みんなで温泉に行くことにしたから別に大掃除をする必要もなしと決め込んで相変わらずの日常生活だ。


豊田に出かけたついでに立ち寄った西山公園の花時計。冬バージョンだ。ハボタン、パンジーアリッサムに衣替えしている。
朝のウォーキング、境川堤防へ遠征。畑の中で綿の実が綿入れを着ているにもかかわらず、5個も6個もはぜて寒そうに震っていた。



スポーツの世界は体力勝負だから男女の差があるのは当然だが、将棋盤の上で駒を動かすだけで体力の差は問題とならないはずの将棋の世界で男女差がこんなにもあると云うことを初めて知った。先日里見香奈さんが三段に昇段したことが大きなニュースになったのだ。


元来、将棋の棋士の制度は男女の区別がなく、「奨励会」というプロ養成機関に入会して所定の成績を収めて四段になれば、棋士となる。しかし現在まで棋士になった女性は一人もいないという。かつて米女子プロゴルファー、ミシェルウィーが日本のカシオワールドに出場し男子プロに混じってプレイして、予選通過もできなかった。プロゴルフ界も女を甘やかしすぎだ。将棋の世界はそんな生やさしいものではないのだ。


そこで、ふと思い出した。10年ほど前に「話を聞かない男、地図が読めない女」という本が話題になった。読んではいないが、右脳と左脳のことに言及した本だということはおぼろげながら記憶がある。そこで、「右脳」「左脳」についてネット検索。


結論からいうと将棋の強さの男女差は右脳の働きのの優劣の差だと云えるだろう。左脳が優位ならば言語能力や計算に優れ、右脳が優位ならば立体的な空間把握つまり、視覚・聴覚・嗅覚を総合的に駆使して物の位置・向き・形状・大きさなどを把握する能力を発揮できる。


地図に関して言えば、男はわざわざ自分の向いている方向に地図を回転させなくても、地図上での方向感覚が直感的にわかる。男に自動車の運転が上手い人が多いのも、航空機のパイロットの多くが男なのも同じ理由だろう。さすれば、われらが麻雀仲間のあのおばさんの読み、直観力からすると彼女は男並みの右脳の持ち主だ。