連用日記


2日続きの氷点下の朝。今朝はきのうより冷え込んだようだ。日中は風も穏やかな日になった。元旦の朝、今シーズン初めてメジロがエサ台にやってきた。なんだか、正月早々”縁起物”が飛び込んできたようでおみくじの「半吉」と併せ、この正月の二大吉事だった。


クマさん、「梅に鶯」にうんちくを傾けるほどの粋人でもなし。「柿にめじろ」が春の訪れを待つ身近な真冬の風物詩と云ったところが一番適切な表現ではないだろうか。


ちなみに「梅に鶯」を辞書で調べるとこんな風に出ていた。梅にウグイスが来ると言う意味ではない。梅は春を待つ人々に咲きかけ、春告鳥とも言われるウグイスは春の訪れを歌い共に親しまれた。この二者を取り合わせることはこの上もなく春の訪れを盛り上げてくれるところから、取り合わせが良い二つのもの、美しく調和するもの、と言う例えの成句。



現役時代からおよそ20数年1年毎の日記をつけていた。簡単にその日の行動のメモ程度のものだが。2010年を境に1年毎でなく複数年の連用日記にすることにした。10年か3年か迷った結果3年連用日記にした。                   


 連用日記にした訳はこんなことだ。若いときは、どちらかといえば後ろを振り返らず前へ一直線。このトシになったら「ボートを漕いで川を上る人生」つまり、常に後ろを見て前に進むボート漕ぎのような人生だ。


その3年連用日記も2冊目の2順目になった。去年の正月はこんなことをしたのかと振り返りながら日記をつけているうちにもう既に1週間が過ぎてしまった。振り返ってみて何の効果があったか、今後それがどんな役に立つかなどとクールな人間は云うだろうが、それを云ったら実も蓋もない話。これからの1年、与えれる時間は変わらないが、どんな「時」が流れるかは人しだいだ。過ぎし日に思いをはせ、いい時をつくりたいものだ。。