霜柱&ロウバイ


今シーズン最強と云われる寒波がやってきた。こんな日でも仲間がいるからウォーキングを休むわけにはゆかない。身を切るよな冷たい風だ。丘陵の稜線上にある畑では霜柱が立って銀色に輝いている。しかも長さが15cm以上もあるようなものばかりだ。こんなビッグサイズは生まれて初めて見る。


子供の頃には霜柱を踏みつけるとザクッ、ザクッと音がして、その音を楽しみながら通学したものだ。今では、どこもかしこも舗装されて霜柱が立っている光景を見ることも少なくなった。                             


霜柱の発生メカニズムをネット検索。 気温の低下によりまず地表の水分を含んだ土が凍る。一方、凍っていない地中の水分が毛細管現象で吸い上げられるが、地表に達すると冷えた空気により冷やされて凍ることを繰り返し、霜柱が成長する。そういえば、理科で習ったナァ。



生涯学習講座3回シリーズ「歴史散歩」家康のルーツを訪ねるの第1回目は松平氏発祥の地松平郷。豊田市街から東へ10kmの山村。松平郷の中心、松平東照宮から高月院に行く途中室町塀に沿った散策路にロウバイの並木があって、その内の早咲きのものが咲き始めている。


なにせ、この散策路のすぐ隣の池では昭和30年代まで夏まで保存する氷を作っていた。それほど寒い所へ最強寒波の日にやってきたのだ。この寒さでロウ細工のような花も花びらを閉じがちだ。花の少ない季節に咲く希少価値のある花といっても、この寒さでは香りまで期待するのは気の毒なほどだ。


もしや、寒さや霜から身を守るためにロウ細工状の花になったのではないだろうか?