コロンブスの卵


最強寒波の名残か、朝のウォーキング中にもどんよりとした上空から白いものがちらついていた。お昼過ぎからは青空が出てきた。来週の月曜、20日大寒。春への足音はまだまだ望めそうにもない。そこで、午後からの予定していた麻雀メンバーが揃わなかったのを機にあぶれ者3人で「春への足音」をもとめて豊田・鞍ヶ池の鞍ヶ池アートサロンへ訪れた。


トヨタ鞍ヶ池記念館の中にあるアートサロンだ。「いま、芽生えのとき 春への足音」とのテーマで黒田清輝、藤田嗣二、岸田劉生北川民次三岸節子など著名画家の春を彩る23作品が無料で鑑賞できるのはうれしい。3/16まで。月曜休館。


大寒」間近の寒さで震え上がっている館外だが、館内では作品から醸し出される寒い冬を乗り越え、徐々に生命あふれる春を迎えていくさまがひしひしと伝わってくる。まだ雪残る頃に始まり、色とりどりの花々が咲きはじめ、そして新緑も色を増す頃へと季節は移りゆく。この季節の移ろいとともに自然や人々が活き活きと輝く姿が堪能できる。



格調高い話題から一転いささかびろうな話。てっぺんに手洗い器がついた男性用小便器が普及し始めているそうだ。先日の朝日新聞デジタル版。手洗い水を便器の洗浄に再利用することにより15%ほど節水できるそうだ。洗面台が減り、トイレをゆったり作れると云う効果もある。西日本高速ではサービスエリアで手洗い器付を各地で増やしてゆく方針とのこと。


このアイディアがどういうところから出てきたのだろうか?推測するに、腰掛式便器の場合は流すのと手を洗うのと同時に行うのに男性用小便器も同時にできないものかという発想ではないだろうか。考えてみれば単純なことだ。コロンブスの卵式発想だ。最初に実用化したことに意義がある。