異なって当然歴史認識


車のフロントガラスがバリバリに凍っている朝も庭のエサ台にはスズメがやってくる日常だが、きょうこの冬初めて昼にヒヨドリがやってきた。去年まではこの時期にはサザンカの蜜やブロッコリーの葉を目当てによくやって来た。今年は家庭菜園へもあまりやって来ない。


まるで孫みたいな存在で、やって来ないと心配だしやって来るとうるさい存在だ。ヒヨドリはエサ台にいるスズメやメジロを追い出してしまうのだ。ヒヨドリは渡り鳥だと思い込んでいた。ネットで調べると、40年くらい前までは渡り鳥だったが、今は留鳥として1年中棲んでいるらしいらしい。




中国と韓国が連携し歴史問題で日本に圧力をかける狙いから、中国ハルピン駅内に安重根記念館が19日に開館したことをマスコミが大きく伝えていた。これは初代の韓国統監を務めた伊藤博文を1909年に暗殺した韓国の独立運動家、安重根を称える石碑をハルピン駅に建てることを韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が習近平国家主席に要請して中国側が記念館というかたちで応じたものだ。


この安重根(アンジュングン)、日本での評価はテロリスト、韓国では義士。犯罪者と英雄で両国では真逆の評価だ。きょうの生涯学習講座「韓国再発見〜美と心〜」第3回韓国の美術ではからずもこの問題に触れることとなった。


生活風習を描いた大衆的実用画(民画)の代表作に「カササギと虎」(作者未詳)が紹介された。ちょうど、日本の掛け軸によくある構図だ。韓国では掛け軸をかける風習があるか質問に及んだ。それは、ないらしい。ただ、偉人の言葉を書にして掲げることはよくある。先生の家庭では安重根の「毎日読書をしないと口の中にトゲが溜まる」という意味を現した書を掲げ読まされたという。


これを聞いて、日韓の歴史認識はどこまで行っても平行線だと痛感した。そもそも、歴史認識なんていうものは立場が異なれば違って当然でないか?キリスト教徒以外の誰が聖母マリア処女懐胎を信じるだろうか?