二宮金次郎とスマホ


三寒四温とまでは行かないまでも四寒三温くらいのペースで寒暖が繰り返された週末から週のはじめにかけての天候だった。これが、三寒四温にかわりやがて二寒五温となり春に近づいて行くだろう。無寒になる日が待ち遠しい。


ふながや公園東の遊歩道の植え込みに樹高50cmくらいのボケが10数m続いている。いま、Mサイズのみかんほどの大きさの実がなり赤い花が咲いているのが同時に見られる。春に咲くボケが多いが、今咲いているということは寒ボケと云われる種類のものか、それとも春に咲くものの狂い咲きなのかわからない。


ネットで調べると、実が瓜のよな形であることから「木瓜」。「木瓜」を「もっけ」と呼んでいたものが次第に「もけ」「ぼけ」になったようだ。おかげで、花の写真までボケてしまった。


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最近、歩きスマホをしている人をよく見かける。そうすると、昔小学校の校庭にあった二宮金次郎の像と重なって見える。どちらも一心不乱に手元を見つめて歩いている。手元にあるのは片やスマホ、片や本だ。


スマホでゲームやチャットに没頭している人が大半でないだろうか。線路の落ちたり、柱にぶつかる人がなんと多いことか。二宮金次郎の像は刻苦勉励の象徴だ。「スマート」の名が恥ずかしがっている。