春は名のみの・・・


天の配剤は何と皮肉なことか。きのうの節分まではまるで春がほんとにやって来たかのように喜ばせておきながら、一夜明けて立春になったら掌を返したように冬に逆戻り。♪ 春は名のみの風の寒さや と早春賦の歌の世界だ。


いち早く春を告げる花、梅。なかでもロウバイは正月が過ぎたころから咲き出す。最近は新聞でも紹介されたりして、家庭でも庭に植えてある所が多い。ウォーキングコースで3〜4軒は見かける。クマさんの日記でも1/10にアップした。このロウバイ、「蝋梅」と書くから梅の一種と思いがちだが、実はロウバイロウバイ属でそうではないらしい。梅はバラ科サクラ属。



暦の上では春になったから、豊田に出たついでに”正統派”の梅の様子伺い。平芝の梅林だ。数百本ある梅の内、早咲きのものがこの程度。暖かな日が続いたが、梅は偽りの暖かさに惑わされず、暦にせかされることにも動じず節操を守っているようだ。「本当の春になったら、ちゃんと咲くよ」と。