東京大空襲


寒い寒いと云いながらも、この地でタンポポの開花やヒバリの初鳴きが観測されたと伝えるラジオの天気予報。そんな週末が明けたが、けさの風の冷たさは半端でない。時折小雪も混じる今年一番の寒波だとか。                  


ウォーキングの通り道。ふながや公園の梅林がいま一番風情がある。黄色がかった白梅のトンネル越しの小山に紅梅がぼぉーっと霞がかったように見え隠れする。なんとも、もったいない風情だ。



グラウンドゴルフ仲間のIさん。みよし市内の開業医に嫁いできた娘さん宅に身を寄せている80ん歳のご婦人。家が近くでいつも我が車に同乗してグランドへ行き来する。彼女3月10日が来るたびに東京大空襲が思い出されいたたまれなくなるという。東京本所の女学生のときの空襲だったという。


                                               
木造家屋が軒をつらねる下町は高性能焼夷弾(しょういだん)による無差別爆撃でひとたまりもなかった。焼けただれた死体がごろごろと転がっている中をただ、右往左往するばかりだったという。二度と戦争なんてするもんじゃないないとしみじみと語っていた。


原爆や焼夷弾で民間人、民間施設がこれだけ犠牲になっても戦後処理には大人の対応をしている日本。それに引き替えアジアの隣国の大人げない反日運動はいかがなものか。そのへんのところをわかってもらえない国際世論にもどかしさを感じざるをえない。