テロリスト オウム


春本番の陽気だ。陽気につられてセーター姿になってグラウンドゴルフに打ち興じるご婦人方、トシはいっていても妙に新鮮さを感じる。陽気につられてウッドデッキに出てコーヒーをすする。目の前に飛び込んでくるカリンの若芽のグリーンが妙に新鮮に映る。つい1週間ほど前までは丸坊主の枯れ枝みたいな姿をみせていたカリンなのに。


夜明けの時間も随分早くなった。物好きにも名古屋の日の出の時間を調べてみた。元旦は7時01分。きょう3月12日は6時08分。正月から1時間も日の出が早くなったのだ。ちなみに、日の出の時刻が月初めから月末の間に何分延びたか。1月は9分、2月は28分、3月は42分延びることになる。このデータからも「光の春」が実感できる。



行方不明になったマレーシア航空の飛行機がテロリストの標的になったのではと懸念されている。テロリストはテロリストでも日本のテロリストオウム真理教に対して、テロリストとしての認識が甘いのではないだろうか。何と言っても、あの地下鉄サリン事件化学兵器が一般市民に対して初めて無差別に使われた事件なのだ。


米国ではオウム事件を受けて政府や軍の関係者を日本に送り込み調査を繰り返した。そして海兵隊に核や化学兵器に対処する部隊を創設したとか。日本では地下鉄サリン事件を「特異な集団の犯罪」と受け止めたのに過ぎないではないだろうか。    


オウム裁判にあまり興味がないから詳しくはわからないが、死刑囚までを仰々しい舞台装置で法廷に引っ張り出しておきながら、果たしてテロリストという「特異な集団」の核心に迫るような事実解明はできたのだろうか?