モラルより厳しい戒律


春本番を思わせるような陽気が続いている週末から今日の週明け。早いものであす18日は彼岸の入り、今週の金曜は春分だ。<今ごろの気候を〈毎年よ彼岸の入に寒いのは〉と、母親の言葉をそのまま句に仕立てたのは正岡子規だった。>ときのうの朝日新聞天声人語は子規の句を引き合いに出していたが、今年に限ってはそうでもなさそうだ。


暖かな彼岸の入りになりそうだ。天候や勝負事には番狂わせがつきもので土曜日のみよし商工会長杯グラウンドゴルフ大会。100数十人の参加者中6位入賞を果たした。<毎度だよ 番狂わせとは  失礼な> いっぺん 云ってみたいものだ。


この暖かさに草花の世界もいっきに春の彩だ。家庭菜園の片隅の雑草地にハナニラが一斉に咲き始めパァッと明るくなった感じだ。葉っぱをちぎると名前のとおりニラのにおいがする。花が美しく、葉がニラに似ていることから「花韮」(ハナニラ)のネーミング。庭の花壇でもヒヤシンスがいつの間にか頭をもたげてきた。この色はトリカブトのような色形であんまり好きでない。白やピンクならまだいいが。




食品の偽装表示騒動がちょっと下火になったと思ったら、今度は作曲のゴーストライター騒動やら科学論文の「コピペ」やら「使い回し」騒動。これらの騒動の根底にあるのは「努力した者が報われる社会」「機会均等・結果不平等の社会」という船ににズルして乗り込んだ者ではないだろうか。


競争社会だからモラルより厳しい最低限かつ絶対的な決まり、戒律があって然るべきだろう。スポーツの世界でドーピングで引っかかればその世界から永久追放があるように科学者の世界でも学術論文では出典を明示しなければ科学者生命の永久はく奪といったように。競争社会には正直者がバカを見ないためのルール以上のものが必要だ。