除菌グッズ


先週末から続いた強風も落ち着き、本来の春らしい陽気になった。春たけなわといったところか。この春たけなわの季節、まわりの野山では桜や桃の花が次々に咲いては散ってゆくが、家庭菜園でもタマネギの葉が青味を増し、随分と背が高くなってきた。エンドウも可愛らしい花が咲き出した。


エンドウの花を見るたびに思い出すのが、理科か生物の授業でメンデルの法則が出てくるとエンドウの花で解説がされていたことだ。遺伝の法則ということだけで詳しい内容はすっかり忘れてしまったが。



子供の頃、床や畳の上に落としたご飯粒を拾って食べないと目が潰れると厳しく教え込まれた。下に落ちたものを拾って食べて大病を患うようなことはなかった。ましてや、アレルギー疾患なんてなかった。

先日テレビのニュースで見た。化学物質を使い、生活空間の細菌やウイルスを取り除くと表示して、除菌グッズを販売していた会社に対し、消費者庁は効果が出る根拠がないとしてこうした表示を取りやめるよう命じた。と報じていた。


現代人は余りにも清潔な環境にこだわり過ぎて、効き目のない除菌グッズまでお守りみたいにして信奉し続けている。そして、ヒトの健康を支えているはずの細菌を取り込まなくなったからアレルギー疾患などを起こしているのではないだろうか。