美しい日本をホテルが走る


きのうの雨上がりからの強風がきょうになってもなかなかおさまらない。青空にちょっときつめの薫風、近くに山が見えないが、見えたとしたらきっと”山笑う”と表現したくなるような風だ。


庭の片隅にアルストロメリアが咲き出した。この花随分と大仰な名前がついている割には地味で、控えめで庭の主役を張るには少々役不足のような花に思えてならない。ウォーキング中によく見かけるが、たいてい庭や畑の片隅で添え物のように扱われている。自分だけの思い込みかもしれないが、アピールポイントが見当たらない花だ。


花びらにあるこげ茶色の斑点がアピールポイントでないかと主張する人がいるかもしれないが、あれは人様ではなく虫にアピールしているとしか思えない。花の中の蜜腺に昆虫を誘導して、昆虫のからだの決まったところに花粉をつけるためのものだ。器量はよくないが、丈夫で長持ち。強いて言えば、これがアピールポイントと云えるかもしれない。



きょうの産経新聞デジタル版にうれしいニュース。JR西日本が平成29年春の運行開始を目指して開発中の豪華寝台列車のイメージを発表した。コンセプトは「美しい日本をホテルが走る」。料金はJR九州の「ななつ星」より安い価格。


列車は10両編成。6両が客室で定員は30人。先頭車両の運転台を高い位置に配置してオープンエアーの展望デッキを設けたのが特徴。客室は1両に3室と1両1室の2種類。最上級の客室にはバスルームやプライベートバルコニーも導入。JR九州の「ななつ星」はディーゼル機関車が客車を引っ張る方式だが、JR西の豪華寝台列車では動力を各車両分散方式。機関車の付け替えをせずに折り返し運転ができるようにした。


ななつ星」より低料金だから、元気で長生きしておれば夢が叶えられるかもしれない。