優先席にはあなたが座ろう


強い日差し、からったとした空気。真夏日。夏の高気圧の活躍が始まった。ウォーキングする路傍や丘陵地の畑の土手にノイバラを散見するようになった。道路にはみ出しているものも随分ある。人工的に作られた園芸種とは違い、肥料や消毒もしなくてもちゃんと美しさを保って丈夫に育っている。



きのう配信されたメルマガ。世の中色々な考えがあるものだと感心すると同時にこれはどうかな?と考えさせられるテーマ。ジジババの静かなる茶の間の話題提供でもあった。


メルマガの投稿者が、ある本に乗り物の優先席についてこんなことが書かれてあるのを見つけた。なんと、「優先席にはあなたが座ろう」というのであった。空いている優先席に「あなた」が座ってキープしておく。もしお年寄りや妊婦さんなどが乗ってきたら、「あなた」が席を譲ってあげよう、というのである。


「空いていても優先席には座らない」という人が多い。でも、あえてそこを自分がキープしておく。誰か心無い人に座られないように。投稿者はこんな考え方もあったのか、と驚くのと同時に、何だか空しさも覚えたという。


投稿者はこう結んでいる。賛否両論でしょう。でも、ここまで社会のことを考えて実践している人がいると思うと嬉しくなりました。そこに思いやりの心があれば、あれも正解、これも正解。


クマさんは思う。「優先席にあなたが座る」ことは、社会全体に公徳心が根付かないため”やむにやまれず”すること。残念だが正道ではないと思う。優先席を必要とする人がいつでも座れるような公徳心が社会全体に根付くようになってほしいものだ。