マンホールの蓋コレクション


2日続きの真夏日。朝の8時半から昼の1時近くまで、この炎天下でまだ暑さに慣れてない体を使ってのグラウンドゴルフの大会。市内のジジババおよそ300人が参集。ひとりも故障者も出ず主催者もほっとしたことだろう。


この写真、おとといの季節の花めぐりの際のユリノキの花だ。おとといもきょうのように暑かった。10mほどもある高い木の上の方に咲いている。近接撮影はできないが、遠くから眺めると一服の清涼剤のように感じられる。



昨年イタリア旅行したときのこと。ツアーにひとりで参加した中年の女性がどこの街に行っても熱心にマンホールの写真を撮っていた。マンホールの蓋の写真のコレクションをしているとのことだった。国内も随分集めたが、今は海外に目を向けているとのこと。今、静かなブームですよと云っていた。 自分もつられて1枚だけ撮ったのがこのバチカンのマンホールだ。


今月の初めの日経新聞電子版に「街角の芸術、海外でルーツ探せ マンホールの謎」という特集記事が載っていた。マンホールの蓋研究家が集めた1万枚近い写真の中から造形の美しいものを選んで紹介していた。



新聞記事でイタリア旅行のことを思い出し、マンホールに興味を抱いた。子供の頃からコレクションは好きだった。切手、新聞の題字などたくさん集めた。よしっ、今度はマンホールだ。この写真は先日の城崎旅行の際立ち寄った出石のものだ。観光記念のスタンプのようだなんて云っては失礼か。街角の芸術品だ。



これは、名古屋。有松の街並保存地区で撮ったものだ。なかなか面白いデザインだ。電線を地中化した際にこの地区は新しいデザインにしたのではないかと思われる。日本のマンホールの蓋の二大勢力は「東京市型」と「名古屋市型」で、名古屋は放射線状に丸い穴。このタイプのルーツは米国だと日経電子版に写真も載っていた。有松のものとは写真が異なっている。



これは、みよし。オーソドックスなものに思われる。コレクションを始めてまだひと月も経ってないから、これ以上のコメントは控えておこう。これから先、数が増えるにつれて芸術品とも呼べるような逸品やユーモアあふれる作品などに出会えるだろう。身近なマンホールの蓋をのぞきこめば、そこには実に奥が深い不思議な世界が広がっているような気がする。