食と旅する世界紀行 チェコ


真夏の天気が続いた週末。おかげで、キウイもこんなに大きくなった。きのうはクマさんにとっての今年の二大イベントのひとつ、高校の同窓会。輪番制で今年は代表幹事だ。幹事代行会社に丸投げしたものの、果たしてうまくやってくれるか、出席者が激減しないか、出席者から不満が出やしないかと心配の種は尽きなかった。案ずるより産むがやすしで、100人ほどの出席者でまぁまぁの出来。肩の荷が下りた。




生涯学習講座「食と旅する世界紀行」3回目はチェコ。2回目のスウェーデンは城崎旅行で欠席してしまった。お目当てのティータイムはポテトダンプリング(いうなれば、茹でジャガイモ)に酢漬けキャベツの添えもの。ウェハースにキャラメルセイロンティーチェコの偉大なる作曲家スメタナの「わが祖国」をBGMで聴きながらいただいた。

チェコの料理は伝統的に肉とジャガイモ中心だそうだ。添え物には酢漬けキャベツが用いられることが多いという。


プラハは、千年の歴史を持つ都市であり、第一次・第二次世界大戦の被害にも、また、その後の資本主義の高度経済成長にも巻き込まれなかったことで、ロマネスク建築から近代建築まで各時代の建築様式が並ぶヨーロッパの建築博物館の街」と先生は熱っぽく語られた。


欧州を旅行するとあっちの街もこっちの街もごちゃ混ぜになってなかなか整理が付かないのが実情だ。ちょうど外国人が木曽川犬山城と犬山の街並みも長良川郡上八幡城とその街並みもごちゃ混ぜの記憶となるように。上の写真は3年前にプラハに行ったときのもの。旧市街からプラハ城の方向を見たものだ。先生の話を聞くと、なるほどプラハだけは欧州の他の都市とは違って見えてきた。


きょうのBGMにもスメタナの「わが祖国」が流れるし、プラハへ行った時現地のガイドさんもスメタナをえらく持ち上げていた。ドヴォルザークは新世界の中の一節が♪遠き山に 日は落ちて・・・・と日本語でよく歌われる。その上高校の英語の教科書にドヴォルザークの伝記が載っていて、苦労して和訳した記憶があることなどから、彼の方に親しみを感じていた。


スメタナドヴォルザークチェコではどう評価されているかと質問した。スメタナは、チェコの独立国家への願望、民族主義と密接に関係する国民楽派を発展させた先駆者。「わが祖国」は毎年行なわれるプラハの春音楽祭のオープニング曲として演奏されることが恒例になっている。ドヴォルザークスメタナと並んで国民楽派の両雄と云った存在であるが、スメタナの弟子。


その他の話は世界史の授業を受けている感じで眠たくてしょうがなかった。