戦争をやりたいと思う国民はいない


きのう7月2日は暦の上で梅雨明けの目安となる時季といわれる半夏生だった。その半夏生が明けた途端に週間天気予報からお日様マークが消えた。お昼過ぎ頃から予報通りの雨だ。なんと、皮肉なことだ。


それでも、真夏の四つ池の周囲の歩道を前日の落花で汚す一日花の「ムクゲ」が”わが世の夏”とばかりに夜明け前から咲いて木立の中で彩りを添えている。だが、この花最近は不祥事続きの落ち目で元気がない。韓国の国花なのだ。そこで、隣の習ちゃんがここのパクちゃんに色目を使うので、パクちゃん自宅に招待している。シンちゃんも(男の)オバちゃんも気が気でない。



ムクゲもハイビスカスもオクラもよく似た花なので調べたことがある。三者ともアオイ科ムクゲとハイビスカスはフヨウ属、オクラはトロロアオイ属なのだ。ハイビスカスは冬越しに失敗して、去年の日記から。オクラはきのうの日記から出張してもらった。

オクラはあの透き通るような黄色で清楚な感じの花からお面の口から飛び出したグロテスクなキバみたいな実は想像できない。少々水遣りを怠っても丈夫に育ち、2.3日も収穫を忘れているととんでもない大きさに育つお利口さんだ。



今般の集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定をめぐる論議を見聞していると、容認派も反対あるいは慎重派双方現実味に欠ける論議に思えてならない。


与党協議は、事の本質の論議より最初から落としどころを探るための重箱の隅をつつくような字句の修正に熱中していた感がある。「戦争ができる国にするな」「戦地に国民を送るのか」などと反対派の訴えも冷静な議論のタタキ台にもなっていない感がある。


戦争を好き好んでやりたいと思う国民は、誰ひとりいない。グローバル化した昨今、どうしたら紛争や戦争に巻き込まれないでやって行けるか。これが論議の出発点ではないだろうか。