年月表示の賞味期限


先週の台風通過直後の週間天気予報には、今週はお日様マークが全くなかったような気がする。なのに、きょうみたいな青空と灼熱の太陽をもらっては、なんだか気象庁さんに悪い気がする。しかも、猛暑日というおまけつきだ。


先週「百日草」をアップした際、やがて「百日紅サルスベリ)」も咲き出して秋までの3ヶ月咲き続ける花が揃う。などとカキコしたが、丘陵地の畑の土手でちゃんと咲き始めた。梅雨明け頃にならなくても、こんなような日が1日か2日続けば咲き出すものだ。約100日間ピンクの花を咲かせるのが「百日紅」と書いてサルスベリと読ませる由来。「サルスベリ」は幹がスベスベで、猿も登れないところから「猿滑」と書く場合もあるそうだ。



「おかぁさん、これ賞味期限が切れてるよ。早く、食べないとダメやないの!」このセリフ、昔カミさんが実家へ行ったとき、母親に云っていた。今娘たちがウチに来たときカミさんに云っているのと同じセリフだ。この娘たちもまた自分のこどもから同じセリフを聞かされるかもしれない。歴史は繰り返すのだから。


本来「おいしく食べられる期限」なのに、これを過ぎたらもうダメ、みたいに誤った認識をしているのだろうか。それとも「賞味」と云う言葉の曖昧さと日本人の潔癖症がそうさせているのだろうか?


だったら年月日単位の表示方法を年月単位に変えても支障はないと、ミネラルウォーターや缶コーヒーは切り替えが進んでいるそうだ。先日テレビで見た。来年からは大手メーカー各社はカップスープや調味料といった賞味期限が1年以上の食品表示を年月単位に切り替えるそうだ。


こうして考えてみるに、メーカー側が消費者目線に立ってモノをつくることがまだ不十分だとも云えるのではないだろうか。仮に今回のように年月日を年月に切り替えることが、メーカーの従業員の中から提案があったとしてもおそらく没になってきていただろう。メーカーサイドの目線で見るとコストダウンの効果はほとんどないから。