不可解な健康年齢


もう8月。旧暦で月の初めの日を朔日(さくじつ)という。きょうは新・旧暦をごちゃまぜにした八月朔日、八朔だ。前置きが長くなったが、ウチの八朔も大きくなった。テニスボールくらいの大きさはある。


ネットによると、「この頃、早稲の穂が実るので、農民の間で初穂を恩人などに贈る風習が古くからあった。このことから、田の実の節句ともいう。この「たのみ」を「頼み」にかけ、武家や公家の間でも、日頃お世話になっている(頼み合っている)人に、その恩を感謝する意味で贈り物をするようになった」とのことだ。ちなみに、旧暦の8月1日は新暦の8月25日頃。




花径が15cmもあるチョウセンアサガオ、開花するのが気まぐれで毎朝ほとんど同時刻に通っても一輪も咲いてない時もあれば、今朝のように10輪も咲いている日もある。きょうのように10輪以上も咲いているのは初めてで、先日この花をアップしたがたくさん咲いたご褒美に再登場させてやった。


きのう厚労省から発表された2013年の平均寿命を各マスコミが報じていた。女性86.6歳、男性80.2歳で、いずれも過去最高を更新したという。平均寿命はその年に生まれた0歳の子供が何年生きられるかを示す数値だから、今70歳を超しているわが夫婦はプラス2.3歳は生きられることになる。




今後、ますます高齢化が進む中で「平均寿命」と「健康寿命」の差を縮小していく必要があると云われている。その差は男性で約9年、女性で約13年らしい。平均寿命通り人生を過ごすとすれば、ゴール前の約9年、約13年は「健康ではない寿命の期間」となってしまう。


何処で決めたのか知らないが、「健康寿命」の定義がよくわからない。この場合の「健康」というものを「病気か、病気でないのか」という括りだけで定義しているとしたら、血圧の高い人も膝が痛い人も「不健康」の範ちゅうに入ってしまう。


血圧が高く、ひざ痛を抱えながら「社会に参加することができている」人は「健康者」に入っているのか「不健康者」に入っているのか?どうもよくわからない。