キョウチクトウ


低く雲の垂れ込めた夜明けの空。安定した天気が続くはずのこの時期なのに・・・。そんな暗い感じが舟ヶ峪公園まで来るとパッと明るい感じに変わった。公園の脇で咲くキョウチクトウだ。ラジオ深夜便によるときょう8月5日の誕生日の花はクサキョウチクトウ。この花はキョウチクトウとは全く関係ないらしいが”キョウチクトウ”がらみの縁と後述の理由での登場となった。


キョウチクトウも最近は随分と悪者扱いを受けて影が薄い。きのうの中日新聞の「くらし歳時記」欄にキョウチクトウが紹介されていたこともあるので日記にも登場させた。悪者ぶりをネットで調べると「花、葉、枝、根、果実すべての部分と、周辺の土壌にも毒性がある。生木を燃した煙も毒。腐葉土にしても1年間は毒性が残るため、腐葉土にする際にも注意を要する」とのこと。


集団的自衛権問題や原発再稼働問題で読者に危機感を煽っている中日新聞も文化欄になるとまったく危機感がない。毒性のあることなど一言も触れてない。「夾竹桃の名は、葉の形は竹に、花が桃に似ていることからついたもの。有害物質を取り込まない仕組みを持ち、大気汚染などに強く高速道路沿いや工場などでよく見かける。花はタフな性質と思えないほどかわいらしくさわやかで、夏の暑さに疲れた気持ちを癒してくれる」


キョウチクトウほど毀誉褒貶の激しい花木も珍しい。