日記の書籍化


午後からは雲行きがおかしくなったが、早朝からお昼頃までは気持ちの良い天気。ウォーキング中見かける田んぼも稲刈りの済んだ田の数が日に日に増えている。                                         


ブルーベリー園の土手では、ムラサキシキブの実がすっかり紫色一色になってきた。紫色の実をびっしりつけることから「紫敷き実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたものが、いつのころからか源氏物語の作者・紫式部を連想させて「ムラサキシキブ」となっていった、との説があるそうだが・・・・。



午前中、好天に誘われて一足早い秋の味覚狩り。知り合い農家で栗拾いとウチの庭の柿の収穫。近辺で一番の早生の柿だ。今年は、けっこう甘い。若い者は柿を食べない。子どもは誰ももらってくれない。張り合いがない。


稲刈り、ムラサキシキブ、柿・栗、けさラジオから流れていたセプテンバーソング。いやがうえにも漂う”秋”モードだ。




孫の写真を携帯電話に入れて他人に見せる者。子どもの結婚式の写真や新婚旅行の写真を他人に見せる者。見せる当人やその家族にとってはそれらの写真は「宝物」かもしれない。だが、家族同然に付き合っていた者以外の他人にとっては単なる写真に過ぎない。見せられても半ば迷惑とは云わないまでも、そういう行為はいかがなものか?


先日「クマさんの日記」の今年1月〜6月分を書籍化したものが出来上がり送られてきた。2006年6月から開始、半年ごとに書籍化してこれで16巻になった。最初に書籍化の注文の際、1巻につき何冊にするか迷った。その時思ったのが前述の写真のことだ。


本にしたから読めと云われても、もらった方は困惑するばかりだろう。自分の人生の主役は自分だ。自分が波乱万丈に生きて充実したカキコに満ちていると思っていても、本をもらった方は「よくある人生のひとつ」でしかない。費用のことも相まって、結局1冊ということにした。(外野席からの声  費用をケチるためにへ理屈を並べているだけじゃないか!)