個別的自衛権


風はないものの、薄日が漏れる程度のうすら寒い初冬の一日。金曜日になると心が浮き立つ。サンデー毎日の身でありながらサラリーマンと同じ心境なのだ。サラリーマンが土日は仕事から解放されるようにクマさんは日記から解放されるからだ。そんな心境で早くカキコを終え、解き放されたいと焦れば焦るほど日記のネタが思い浮かばない。このような日が年間に何日もある。きょうはその内の一日に相当する日だ。



衆院選挙があさって14日。世論調査風に表現すれば「大いに関心がある」ほどでもなく「関心がある」程度だ。各政党の主張を見聞きしても目先の課題に対する事柄が争点になっているだけだ。この国をこの方向に持って行こうとしているから今回争点になっているこの課題はこうすべきだ。といった中長期的視点に立った論議を展開してもらいたいものだ。




例えば、人口減少が進む中で1億は維持するというならその中で高福祉社会をどうやってめざすのか。1億以上の人口の国で高福祉社会がうまくいった試しがない。大規模な社会では、より多く努力した人がより多く報われるメカニズムが必要と云うなら、それをどう目指すのか。といったように。


あさってが選挙というのに、今さらこんなことをほざいていても何になるの?人口が1億を切ることを心配したってそれまで生きているわけでもなし。リタイヤーして老後生活に入ってる我々は、どうすりゃいいか?いまさら努力しても報われるものがない。身の丈にあった生活をすることが一番の個別的自衛権だ。