親方日の丸体質JR東

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天皇の穏やかなお人柄、穏やかな口調のお話しぶりに合わせるかのように、穏やかな天気の天皇誕生日になった。陛下は皇居にお祝いに訪れた国民に向けてのお話の中で「きのうは冬至、きょうから昼間の時間が日、一日と長くなって・・・・」と冬至のことに触れておられた。


きのうの冬至、日の出をカメラにおさめたついでに日の入りも撮った。夕方4時半過ぎにはライトを点けた車がチラホラ見受けられるほど日の入りは早い 。あすからは衰えた太陽が昼間が長くなるという復活に転じるための助走だろうか、やけに 力強い夕焼けだった。




ラジオ深夜便、きょう23日の誕生日の花は「ゆず」と伝えていた。アナウンサーいわく「ゆずの花は5月頃に咲くのに12月のこの日に持ってくるのはおかしい。しかし、きのうが冬至で、冬至と柚子の実を風呂に浮かべる柚子湯やかぼちゃは切っても切れない縁なので・・・」。誕生日の花に因む歌もフォークデュオゆずの歌を流していた。ならば、こちらも1週間前に登場した「柚子」の写真の再登場と行こう。



今月9日につくばへ行った際、東京駅で下車して開業100周年を迎えて改装された赤レンガの駅舎の写真を撮る予定だった。時間の関係もあって、結局乗継だけで終わってしまった。悔やんでいたところに100周年記念乗車券発売のあのフィーバーだ。余計悔やまれる。


あのフィーバーは半端じゃなかった。人間、逆境に立った時その真価が問われると云われる。テレビであのドタバタぶりを見せつけられると国鉄が民営化されて四半世紀経ってもJR東日本は旧国鉄時代の親方日の丸体質が抜けないのか、臨機応変に先を見通す力がないとしか言いようがない。


2011年の東日本大震災当日、状況を充分把握しないまま駅のシャッターをおろしたことで多くの帰宅難民を出して混乱を招いたことと根は同じでないだろうか。テレビで映し出される威風堂々「赤レンガ東京駅」。運営する人間が器に追いつかなければ何になる。と云いたい。