マッサン効果

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太平洋側お日様マーク、日本海側雪だるまマークの天気が相変わらず続く。こんな時にこそ、愛知県に住まいを持ったことの幸せをつくづく感じる。金沢にいて、この季節に名古屋や東京に出張すると家を出る時は雪道、出張先はカラカラ天気。同じ国の税金を払いながらどうして日本海側だけが、屋根雪おろしだの凍結道路のスリップ事故だのと、ひどい目に遭うのだ。と嘆いたものだ。


ラジオ深夜便、きょうの誕生日の花はクリスマスローズと告げていた。きょうのパーソナリティーは花に関心がないとみえて、きょうがクリスマスだからクリスマスローズをもってきたとも何の説明もなく流していた。大体、クリスマスローズが今頃咲くわけがないのだ。ウチの場合だと2月から3月頃に咲くのだ。咲いた時のクマさんの日記から写真を転用した。


ラジオのパーソナリティーに代わって調べてみた。クリスマスの時期に咲く、バラ(ローズ)に似た花、ということからの命名のようだ。2〜3月に咲くが、今の時期に咲く品種もあるらしい。 寒さに強く、雪を持ち上げて花を咲かせるところから別名「雪起こし」とも云われる。



朝の連ドラマッサン、いよいよ初の国産ウィスキー発売にこぎつけるところまで来た。いささか古い記事だが、10月末の日経電子版にこんな記事があった。「マッサン」効果で洋酒業界はウィスキー人気の再燃を。と業界はいま、そんな期待で沸いている。今はアサヒビールの子会社になっているニッカウィスキーにしてみれば、創業者竹鶴政孝氏(マッサン)と妻リタ(ドラマではエリー)の生涯を描いた物語だという自負がある。


一方、サントリーも負けていない。サントリーの創業者で前身の壽屋(ドラマでは鴨居商店)を立ち上げた鳥居信治郎氏が登場。氏は本場スコットランドでウィスキー作りを学んだ竹鶴氏を山崎工場に初代工場長として招へいし、初の国産ウィスキーをともに作り上げ、これを日本人の口に合うように進化させたのが「ホワイト」。これを広げたのは創業者であり、サントリーだ。


日本のウィスキーの雄はどちらか。現実の世界では両社が激しく火花を散らしている。この先、ドラマも現実も見逃せない。