エスカレーターのルール


週間天気予報ではこの先はずっとお日様マークだ。冬型の気圧配置が定着したようだ。先日冬枯れの庭の中からの”彩”の選考からはずされたビワの花から猛烈なアピールだ。「地味な色でおとなしくしていると思ってナメたらあかんぜぇ。本来なら11月頃に咲き始め新年には冬眠に入り、5月には実をつけるのだが、このウチは冬の彩が寂しいから期間延長して咲いてやっているのに、見逃すとは何事だ!」と。




17年前に大阪に赴任したとき、エスカレーターが「右立ち左空け」であることにカルチャーショックというと少々大げさかもしれないが、違和感を覚えた。東京や名古屋ではその逆の「左立ち右空け」なのだ。新大阪の駅では当然のことながらごちゃまぜになっている。そんなことを、以前にも日記にカキコしたことがある。


その違和感がちょっぴり頭の隅に残っていて、昨秋の海外旅行でもその事情をウォッチした。パリ、ウィーンは大阪と同じ「右立ち左空け」。シンガポールは名古屋、東京と同じ「左立ち右空け」だった。




きょうの日経電子版に「エスカレーターの最新ルール」と題して近頃のマナー事情が載っていた。現状は上の表のとおりだ。日本では「左立ち」世界では「右立ち」が主流となったのは自動車の左側通行、右側通行にならってエスカレーターの乗り方が普及したからではないかと分析している。


記事によると、急いでいる人の為に左右どちらかの片側を空ける「片側空け」は全国いや世界の各国でも見かける習慣だが、日本では「歩行禁止」が最新のルールらしい。昨年民営鉄道協会などが「エスカレーターでは歩かず、片側を空けず、手すりにつかまる」ことを呼びかけるポスターを作って啓発活動を始めたらしい。                                  



法令ではエスカレーターの乗り方について明確に定めておらず、鉄道会社も名古屋市交通局のように「歩行禁止」を呼びかける会社もあれば現場や個人の判断に任されているのが実情のようだ。「歩行禁止」を巡っては「安全第一」論と「世界で広く受けいられている片側空けを改める必要はない」論とあり社会全体が多角的に取り組まなければ、時間をかけて慣れ親しんだマナーだけに、問題は簡単に解決しない。と結んでいる。


「片側空けるのは右か左か」の問題の内はどちらでもいいような”嗜好”の範囲でおさまっていたものが「片側空けて通すか否か」になると社会問題で奥が深くなる。