寒九の雨


朝からの雨。冬には珍しく時折激しく降る雨だった。朝のラジオで云っていた。小寒以降に降る雨を「寒の雨」といい、特に、寒の入りから9日目を「寒九の雨」と云う。                                                             


そうか、それならば6日が「小寒」つまり「寒の入り」でそこから9日目のきょう15日の雨は、まさに「寒九の雨」だ。ラジオは更にこんなことも云っていた。「寒九の雨」は”吉”とされ豊作になるとか、春の訪れが早いとされていた。と。


その「寒九の雨」が庭の八朔の実に容赦なく降りかかり、そのしずくが水玉となって光っている。八朔の奥の垣根では山茶花が咲いている。雨が小止みになった。風もないのに花や葉が揺れている。ヒヨドリ山茶花の蜜を吸いに来たのだ。真冬の厳しさの中、なんとなく、温もりを感じさせる「寒九の雨」の光景だ。




「義務だと思うと辛くなる。特権だと思えば楽しくなる」ゴルフにしても釣りにしても歌を唄うことでも、それを職業として生計を立て妻子を養わなければという義務を負っていて、業績が上がらなかったら辛いものがある。サンデー毎日族が余暇の活用、レジャーとして自らが選んでやってるから楽しくてしょうがない。我らは時間活用の特権階級なのだ。


色々な義務から解放され、いまサンデー毎日の特権を行使できるのも健康だからこそ。健康であることに感謝しなければならない。それと同時に年金生活者であることを忘れてはならない。時間的な特権階級ではあるが、金銭的な特権階級ではない。自ら進んでやっているレジャーの裏方はみんなの持ち回りで引き受けなければならない。それが、いやなら裏方の仕事を金を払ってやってくれる民間の各種クラブへ入会すればいい。

こんなことまで話さなくても某サークルの次期役員がきょう内定した。