意外な所に共通点 ハンガリー


きょう20日二十四節気大寒。寒さがさらに厳しくなり、1年中で最も寒い時季と云われるが幸いにもきょうは穏やかな日和になった。                      


とはいえ、今月6日の小寒を過ぎた頃から季節風の強い日が幾日もあり家庭菜園の西側にある欅の大木もすっかり葉を落とし尽くしている。


生涯学習講座「遠くて近い ハンガリーの文化」4回講座の第1回目が土曜日にあった。講師はトランシルヴァニア日本民俗文化センター代表 大塚奈美先生。先生はハンガリーの大学に留学し民俗学や民族舞踊を研究され、文化交流に携わっておられる。トランシルヴァニアというのは、ハンガリーの東で第一次世界大戦後にルーマニアとなった地域であり、現在もハンガリー系の人々が少数民族として暮らしている地域のこと。


4年前ツアーで首都ブダペストを訪れた。国民生活は余り裕福ではなさそうだ。ドナウ川が流れ中世の建造物が多く残っているものの、動乱のときの弾痕がいまだ街の中に見られるといったように興味を抱かせる街の印象だった。20人の受講者の内の半数が中欧へ行ったことがある。ところが、チェコオーストリアまででハンガリーまで行ったことのあるのは3人だけだった。意外と日本とは縁の薄い国だ。



縁の薄い国だという印象だったが、先生の話を聞くと講座のタイトルにあるように日本から9千kmも離れた遠い国でも我々が身近に感じる共通点が数々ある。


● 言語。ハンガリー語は日本語と同様、人の名前を苗字、名前の順で表記する。年月日も年、月、日の順だ。

● 温泉好き。2千年にもわたる温泉の歴史がある。水着で入る。

● ハンガリーの国民車は日本のスズキ。

● 意外なハンガリーの発明品 安全マッチ、ボールペン、ルービックキューブ

● ハンガリーの国宝マンガリツァ豚を食べさせる店が名古屋だけで20数件ある。羊のような毛、肉が柔らかい、栄養価高い。